みせかけチムドンドン

いろんなものに夢中になったり飽きたり。

行かずに死ねるか/石田ゆうすけ

墓場まで持っていきたい本は何冊かあるけど真っ先に思いつくのはこの本。

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)

まぁ未練がましく墓場にまで持って行くくらいなのでボクは行かずに死んでるんだろうけど、死後にふわふわと旅してみたいな() この本は著者である石田ゆうすけ氏が7年半ものあいだ世界中を自転車で巡る旅行記。特筆すべき点はテンポの良さと文章のうまさ。旅行作家No.1ではないだろうか。 とにかく読んでもらいたいので詳しくは書かないが、人との出会いと別れ、自然の雄大さと過酷さ、本当に笑えて、泣けて、ハラハラしてとノンフィクションの良さが全て詰まっている。読み終わるのが惜しいと思った本はこれが初めてだった。 ボクはこの本を読み終えたときに影響を受けまくりで自転車を購入してしまった。アーリーリタイアをし、自転車で旅をする。そんな夢ができた。 追伸:灰が邪魔になるので棺桶に本は入れれないそうだ。墓場へは持っていけないらしい。 この本を読んで面白いと感じてもらえたら、補足として2冊出ているのでこちらも読んでもらいたい。